初めての土曜日営業。その時・・・

2018年04月14日

初めての土曜営業日!
事前に行っていた運動プログラムを実施しました。
今回の運動プログラムの狙いは下記のとおりです。

・感覚鈍磨に対する刺激を入れる運動
・バランスなど体幹を鍛える運動

 

脳や筋肉、関節に刺激を入れる、体幹を鍛えることなど、発達障害(特にADHD)と言われる児童は、筋肉の使い方やバランス感覚も鈍かったりするので、そのバランスを整えることで落ち着いたり日常の困難を軽減することにも繋がります。

体幹が弱いと正しい姿勢の継続も困難なり、そわそわして落ち着かない、逆に机にしっかり座れないADHDのこどもたちに、体幹を鍛えてもらうと、イスに座って集中できるようになることがある・・・

そう言ったことも考えながら、子供たちが楽しみながら、取り組めるものを続けていくことが大切だと思います。

少し前置きが長くなりましたが・・・

まずは、「てくてくサーキット」から始めます。

相変わらず、人気のプログラム。何度も何度も挑戦していました。
総合的に全身の筋力や体幹に刺激を与えながらバランス感覚を鍛えることもでき我ながら良いプログラムだと思います。(自画自賛(^^))

順番待ちの練習にもなります。きちんと待ててます。

そして、今回の新しいプログラム「バランス輪投げキャッチ(仮)」です。
輪投げを子供たちが受け取るというプログラムです。
全身を使いながら、視覚情報の獲得のために対象物へ集中すること、バランス感覚を鍛えることを目的にしています。
簡単かな?って思ったら以外にできない。見れてないのかな?

 

 

おもちゃ箱いこまより広いスペースで体を動かして、午前中に刺激を入れ午後からの活動に良い影響を与えることができます。

午後からは、各自のプログラムをこなします。
静かなプログラムなので、後半からは少し室内で騒ぎましたが比較的落ち着いて過ごせていました。

積み木のプログラムも行いました。
このプログラムには下記のようなトレーニングとして用いました。
・全体を部分に分解する力を育てる
・非言語的な概念を形成する力を育てる
ようは、「見て」→「真似するにはどうしたらいいか?考える」→「考えたことを、どうやって手を動かしてできるか」→「手を動かす」の一連の動作を行います。
以前からおもちゃ箱いこまで取り入れている「目と手の協応」を育てることを狙いにしています。

難しい課題も良く頑張ってくれました(^^)

そして、本日の一番嬉しかったことです。

利用回数が多くなく、今後の支援をどういう取り組みにすれば成長できるのか?朝礼で話し合っていた子が、今まで全く他人を意識していない様子でしたがスタッフと対人コミュニケーションを取ってくれたのです!(当施設利用だけで、変化があったと思いませんが・・・)
これには本当にうれしかったです(^^)/
一瞬ではなく、運動プログラム後から終わるまでです。

(動画もあるのですが、これを紹介できないのが非常に残念です。)

迎えに来られたお父さんに動画を見ていただきました。
「本当ですね・・・!」
成長が見れたことを喜んでいただけました。
お父さんも、日常での関わり方を真剣にお聞きくださり、私たちが利用時に行っていることをご説明させていただくと「取り組んでみます。」と前向きなお言葉をいただけました。
改めて、少しでも暮らしやすく、成長の幅を広げていけるように支援していきたいと思いました。