スタッフの言葉

2017年11月15日

先日、契約をしていただけるというお電話をいただきました。

初回相談時にお子様(T君)についていろいろとお話をお聞かせいただき
小学2年生で養護学校に通われていること、問題行動が多いこと
等もお話しいただきました。

その中で、「契約が迷惑になるかも」という内容のことも話されました。

正直なところ、T君ともお会いできていないので判断もできません。
しかし、迷惑になるからお断りすることはこの事業が意味の
ないものではないのいではないか?と思っていました。

翌日、施設見学時にT君を連れてこられました。

確かに、問題行動がありますが初めての場所で不安な状態であるということ
も伺え、落ち着くまでいろいろな教材で遊んでもらいました。
数分が経ち、落ち着きだすと短い時間ですがプログラムを行えました。

利用につながると、T君用にいろいろと工夫していかなければならないと
言うことを考えながらお話を聞いていました。

お帰りの際に、契約書をお渡しして「ご契約いただきたいですが、ご検討
宜しくお願いいたします。その際には契約内容を詳しくご説明いたします。
ご自宅で契約内容に目を通しておいてください。」と言う内容で
お帰りいただきました。

翌日、お電話をいただき「契約したいのですが、迷惑なるかと思って・・・」
と言われてたので、「そんなことはありません。当施設の現状であればT君の支援は
可能です。できるところまでさせていただきます。」とお伝えすると「なかなか契約書
をいただけなかったので、躊躇されているのかと思い少し寂しかったです・・・」
と仰られました。

その言葉を聞いたときに「そんなつもりはない。契約を急ぐ施設と思っていただきたくない。
良く施設を分かったいただいて気に入っていただけるならばご契約させていただきたい。」と思っていました。

そして、スタッフにご契約いただけること、今後の施設としての方針など話合っていました。

スタッフの一人が「お母さん、大変な思いをされていたんでしょうね・・・
他の施設では契約できないところもあったんでしょうね・・・」とポツリ。

あっ!と思いました。

お預かりさせていただく子供さんもことを考えるのは当然のことですが、そこに至るまでの
ご家族の思いに寄り添えていなかった・・・

そして同じスタッフが
「お預かりすることで、私たちのスキルアップにもつながりますよね!」という言葉を聞き、うれしく、うれしくて(^^)

そんなスタッフに囲まれているおもちゃ箱いこまは、ご利用される方たちにも、一緒に働くスタッフにも良い場所だと思いました。